お葉見の頃合

キラキラと揺れる葉

 予告編の37秒あたりに木の枝の葉が揺れるシーンがあり、その後に徳江さんがそれを眺めて喜んでいるシーンがある。

お葉見をする徳江さん

 映画でも出てくるこのシーン、映画だけだと理解しにくいかもしれない。
 小説「あん」に、こんなシーンがある。


「すっかり花が散っちゃったね」
「本当ですね」
 千太郎もいっしょに桜を見上げた。
「お葉見の頃合ね」
「お葉見?」
「葉っぱが一番きれいな時よ。ほら、あのへん」
 千太郎は徳江が指さす方を見た。梢にそって、ふくらんだ若葉がそよいでいる。
「みんな、手を振ってる」
 言われてみれば、そんなふうに見えなくもないと千太郎は思った。重なり合って揺れている葉が、子供たちの手の連なりのようだ。



 予告編のこのシーンの葉は桜の葉であり、徳江さんは「お葉見」をしていたんですよね。
 ちょうど今は、桜が散って若葉が出てきて、もっと大きくなろうとしている時期。徳江さんの言う「お葉見の頃合」かもしれない。
 今日は天気もいいことだし、ブラリと散歩して、桜の木を見かけたら「お葉見」をしてみてはどうだろうか? おすすめスポットはもちろん、「どら春」のセットがあった久米川駅南口の桜通りにある桜並木だ。






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[ 2015/04/29 09:39 ] 「あん」の風景 | TB(-) | CM(0)

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