国立ハンセン病資料館に行こう

 小説「あん」で、千太郎は「国立ハンセン病資料館」に足を運んでいる。

国立ハンセン病資料館

入り口風景

「全生園」の北側に位置する「国立ハンセン病資料館」の入り口横には、母娘遍路像が立っている。

母娘遍路像

像の横にある碑

その側にある解説板にはこう記されている。

像の説明

 空を見上げる二人は、いつか必ず訪れるハンセン病の治る時代の到来を、母娘が共にわが家で暮らせる時代の到来を、じっと目を凝らして見つめているのです。

 そんな切ない像に迎えられて資料館に入った千太郎。家に帰り、床に就いてから、こう振り返っている。

 闇に埋もれていた無数の嘆息。そうとしか言い様がないものとの出会いがそこにはあった。行って良かったのか悪かったのかと問われれば、それはもちろん良かったに決まっている。千太郎は正直にそう思う。その理由をきちんとは語れないにしろ、苦難を生き抜いた人々の証言から、自分はなにかを与えてもらったと強く感じるのだ。だが、それと等しく、目を開こうが閉じようが消えてくれない目眩の種も植え付けられた。

「国立ハンセン病資料館」に行ったことのある人なら、この千太郎の抱いた気持ち、よくわかると思う。
 このゴールデンウィーク、「国立ハンセン病資料館」は5月6日まで休まず開館している。
 常設展示のほかに企画展「この人たちに光を~写真家 趙根在が伝えた入所者の姿~」も開催されているので、あわせて見て欲しいと思う。
 ちなみに「国立ハンセン病資料館」は入館無料です。


企画展のチラシ表

企画展のチラシ裏








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[ 2015/05/02 16:36 ] 「あん」の風景 | TB(-) | CM(1)

私も資料館へ近近訪ねます・・・む

映画ブロク「特選映画」で『あん』をアブしました。こちらの記事も参考にさせていただきました。映画の感想を是非聞きたいですーね。
[ 2015/06/14 18:51 ] [ 編集 ]

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